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Windows 10でディスクアクセスが数秒〜十数秒固まる現象

Windows 10にアップグレードしてから、Emacsのファイル保存時、Excelのファイル保存時などでしばらく「応答なし」状態になることが発生しました。そのとき、横でエクスプローラーでファイルを見ようとしても、こちらも見えず応答なしになっていました。

この現象には数日に1回の頻度で出くわします。あるとき、この現象が発生したときにリソースモニターを開きディスク活動を見ることができましたが、青いグラフが天井を張り付き、緑色のグラフはじべたを這っていました(ディスクI/Oは発生していないが、アクティブな時間が最大(応答なし))。

Windowsイベントログを見ると、次のログが関係していそうです。何回か発生したときにイベントログを参照すると同じ時間に発生していました。

イベントログ > システム

storahci 129 警告 デバイス \Device\RaidPort0 にリセットが発行されました。

disk 153 警告 ディスク 1(PDO名: \Device\0000002a)の論理ブロックアドレス 0x5b1fb8 で IO 操作が再試行されました

  • アドレスはログごとに異なる

このマシンのSATAコントローラーは、AMD製のチップセット SB850 です。Windows 10をインストールすると、マイクロソフトの標準ドライバ「標準SATA AHCIコントローラ」が使用されます。これがどうも不調らしく、インターネット上にもイベントログの129番を検索すると多々情報が得られました。ただし、確定した対処方法が見いだせず(レジストリをいじったり、など)、その効果も環境によって異なりそうです。

今回は、まずチップセットメーカー(AMD)からSATAのドライバーが提供されているかから確認しました。すると、次のURLに「AMD Chipset Drivers」(Windows 10/8.1/7 64bit)がありました。

http://support.amd.com/en-us/download/chipset?os=Windows+10+-+64

64bit版をダウンロードし実行するとアーカイブの展開場所を聞かれます。デフォルトはC:\AMD
ですが、変更可能です。

次に、デバイスマネージャの IDE ATA/ATAPIコントローラー > 標準SATA AHCIコントローラ を右クリックし、ドライバーソフトウェアの更新 > コンピューターを参照してドライバーソフトウェアを検索します をクリック で、AMDからダウンロードしたドライバーを展開した場所(D:\AMD)を指定します。すると、その中にあるドライバー「AMD SATA Controller」がインストールされました。再起動すると、ドライバが変更されます。

しばらく様子見です。