2020-01-01から1年間の記事一覧
はじめに 前回の本と台風とコロナ禍と Java読書会BOF 主催のJava読書会は、昨年2019年11月から毎月1回のペースで「The Java Module System」(洋書)を読む会を開催し、先月2020年9月に読了しました。 この本の読書会期間中には、台風直撃とコロナ禍と大きな…
Androidアプリケーションから使用するロギングの種類と選択 プログラミングをしてデバッグをする際、ロギングは欠かせません。Androidアプリケーションも昨今は規模が大きくなってきており(なんせGUIからデータベースからネットワーク、そしてデバイスを扱…
はじめに Androidアプリケーションのプログラミングは5年前に半年ちょっと程の期間取り組んで以来となります。 2015年初頭のAndroid開発環境は、最新OSがAndorid 4.4(KitKat)から 5.0(Lollipop)になった頃で、開発環境はそれまで主流のEclipseからAndroi…
jlinkのオプション指定でカスタムJREのサイズ削減 はじめに 先週のJava読書会BOF主催「The Java Module System」を読む会(第10回)では、jlinkコマンドで実行イメージを生成する章を主に読みました。 そこには、生成する実行イメージのサイズを小さくする幾…
C++のstd::string型クラス静的メンバー変数に文字列定数を定義するいくつかの方法 はじめに 10年とちょっと前、C++(C++98/03規格)でプログラミングする際に文字列定数をどうやって表現しようかと考え、クラスの静的メンバ変数にconst修飾子を付けました。 …
Javaアプリケーションをモジュール化し、Gradleでビルドするようにした 先日のブログの続きです。 torutk.hatenablog.jp いろいろな問題点に直面してしまいました。その後の紆余曲折を書いていきます。 使用するIDE Gradleプロジェクトとして作ったディレク…
Javaアプリケーションをモジュール化する際の様々な障害 以前、JavaFXでちょっとしたデスクトップガジェットプログラムを作ってみました。 これは、ちょっとしたユーティリティライブラリ(次の日記)と、 torutk.hatenablog.jp それを使ったガジェット風ア…
WSL 2でCentOS 8を利用する 以前、WSL(WSL 1)でCentOS 7を利用するブログを記載しました。 torutk.hatenablog.jp ブログで言及しているWSL向けCentOSの入手元には、Windows 10 2004 Update以降のWSL1/WSL2向けにCentOS 8.1 1911のPre-releaseが提供されて…
さくらVPSのOSをCentOS 8に、Redmineを4.1に更新、の続き(5日目) 既に対処が終わっている内容ですが、以下の続きです。 torutk.hatenablog.jp MariaDBの文字コードを、utf8mb4に設定しました。これはUTF-8で1~4バイトの範囲を扱える設定です。一方、Maria…
IntelliJ IDEAでGradleを使ってJPMS(モジュールシステム)対応のプロジェクトを作成 JavaのビルドツールGradleが、まもなくリリースされるバージョン6.4で、Java SE 9で導入されたJava Platform Module System(略称JPMS)に対応します。Java SE 9がリリー…
さくらVPSのOSをCentOS 8に、Redmineを4.1に更新、の続き(4日目) 先日の続きです。 torutk.hatenablog.jp Redmineログのローテーション SELinux下でlogrotateを使ってRedmineのログ・ローテーションを実現するには設定がそれなりに手間なので、Railsの機能…
さくらVPSのOSをCentOS 8に、Redmineを4.1に更新、の続きの続き 昨日の作業の続きです。 torutk.hatenablog.jp Let's Encrypt の証明書更新 証明書更新の処理確認(エラー対処) 証明書を更新するスクリプトの実行確認(dry-run)をします。 # certbot-auto …
さくらVPSのOSをCentOS 8に、Redmineを4.1に更新、の続き 昨日の作業の続きです。 torutk.hatenablog.jp Unicornのセットアップ Unicorn gemのインストール Unicornはrubyモジュール(gem)として提供されるので、bundlerでインストールします。 Redmineをイ…
さくらVPSのOSをCentOS 8に、Redmineを4.1に更新 まとまった休みが取れたので、さくらVPSのサーバーのOSをCentOS 7から8に上げて、合わせてRedmineを3.4から4.1に上げる作業を実施しています。更新作業中はRedmineにコンテンツを挙げられないので、はてなに…
はじめに インターネットと常時接続が維持できない環境でプログラミングをする場合、ローカルにライブラリファイル等を保持し、ビルドスクリプトからはローカルのライブラリを参照すれば作業が可能になります。 NetBeans等のIDEでライブラリを利用して開発す…
はじめに これからソフトウェア開発を始めるプロジェクトでプログラミング言語にJavaを使う場合に、Javaのバージョンをどうしようかと調べたことを書き付けます。 開発するソフトウェアは、5年から10年、場合によってはそれ以上使われることが想定されます*1…
発生した事象 IntelliJ IDEA で作成していたJavaFXアプリケーションがあります。ビルド成果物でJARを作成し、Main Classを指定すると、実行可能JARファイルが生成されます。 このアプリケーションのプロジェクトにmodule-info.javaを追加してJava Module Sys…
発生した事象 4,5年前に立ち上げ時期だけ参加していたプロジェクトがありました。そのプロジェクトはもうクローズしていますが、その資産を引き継ぎ新たに開始したプロジェクトがあり、Javaに詳しい開発者がいないとうことで、そのプロジェクトを(本業に差…
ソフトウェア開発環境が含む範囲 本記事は、製品としてソフトウェアを作る場合で、複数の開発者が共同して作業する、企業でのビジネスを想定しています。プログラミング言語は、コンパイラ型でオブジェクト指向プログラミング機能を想定しています。 逆に、…
はじめに 2月1日開催の Java読書会「The Java Module Sysmem」を読む会(第4回)において、コラム枠にJDK 9で導入されたjavacコマンドのオプション--releaseの記載がありました。 --releaseオプションは、開発(コンパイル)に使用するJDKのバージョンよりも…
Java読書会「The Java Module System」を読む会(第1~3回)のまとめ(その2) torutk.hatenablog.jp の続きです。 第2章 Anatomy of a modular application モジュール化したアプリケーションのディレクトリ構成の例 +- libs (サードパーティの依存物) …
Java読書会「The Java Module System」を読む会(第1~3回)のまとめ(その1) #javareading Java読書会BOFでは、2019年11月から「The Java Module Systems」(洋書)を読み進めています。 The Java Module System作者:Nicolai Parlog出版社/メーカー: Mannin…
Gitのブランチ管理方針~Redmineプラグインの場合 Redmineプラグインのコード管理の背景 RedmineのGlossary Pluginをフォークして細々とRedmineバージョンアップに対応しています。 https://github.com/torutk/redmine_glossary Redmineプラグインのコードを…