Android開発環境を構築する(オフライン環境)(続) - torutkの日記のおまけです。
Android SDKを使った開発では、PC上でAndroidエミュレータ(AVD)を使ってAndroidアプリケーションを実行します。しかし、このAVDが「激重」で、起動するのに数分かかる代物です。
そこで、Android携帯端末を持っていれば直接その端末で実行・デバッグした方が快適です。PCとAndroid携帯端末をUSBケーブルで接続してPC上で作成したAndroidアプリケーションを
実行できるようにします。
まず、Android携帯端末の[設定]>[開発者向けオプション]*1を開き、[USBデバッグ]にチェックを付けます。
次に、Android携帯端末とPCとをUSBケーブルで接続します。初回はドライバをインストールしようとし、たぶんエラーとなります。Android携帯端末とPCとをUSBデバッグ接続するには、携帯端末ベンダー固有のUSBドライバを入手しインストールする必要があるようです。
今回、HTCのevo 3D端末を使うので、HTCのサイトからドライバをダウンロードします。以下URLから[HTC EVO 3D(ISW12HT)]をクリックし、HTC Syncの[ダウンロード]をクリックします。
本日時点で、htc_sync_setup_3.3.21.exe がダウンロードされます。今回は、USBデバッグ接続だけできればいいので、HTC Sync本体はインストールせずドライバだけインストールしました。インストールの仕方の参考にしたブログは次です。
インストール後、HTC EVO 3DをPCにUSBケーブルで接続し、コマンドプロンプトを開き、C:\Program Files (x86)\Android\android-sdk\platform-toolsにPATHを通してadb devicesを実行し、リストにデバイスが表示されれば接続OKです。
C:\Users\torutk\Documents>adb devices List of devices attached ACEBD024135 device C:\Users\torutk\Documents>
この状態で、NetBeansで、Androidプロジェクトを実行、またはデバッグ実行すると、「Select device」ダイアログが表示され、どのデバイス(AVDまたは実機)で実行するか選択可能になります。次に画面を示します。
実機上でアプリケーションが動きます。あっという間に立ち上がるので快適です。