仕事で使うPCで、WindowsかMacかの選択肢が与えられた
転職し、この12月1日から新しい会社での勤務が始まりました。 貸与されるPCは、WindowsとMacから選択が可能でした。 今回、あえてMacを選択してみました。MacであればUNIXシェル環境が使え、いろいろなプログラミングがやりやすそうであるし、ここでmacOSを使ってみるもの楽しみと考えてのことです。
Macは昔PowerPC 601を搭載したPowerMacintosh 7500(OSが漢字Talk 7.5)を購入し使っていましたが、それ以降はWindowsマシンを中心に、ときどきLinuxマシンを使っていました。
貸与されたのは、13インチMacBook Pro です。
ちなみに職場で周囲をみるとほとんどがWindowsマシンで、MacBookは少数派のようでした。
WindowsユーザーがMacに移るときにはまる事柄(使い始め数日まで編)
WindowsユーザーがMacを触ると、やはり違いにはまります。ここでは使い始めて3日ほど、メール、ブラウザ、Microsoft Officeのドキュメント閲覧等で困ったことを中心にメモします。
テキストのコピー・ペーストができない
キーバインドが違うので、Windows流の Ctrl-C, Ctrl-Vではコピーペーストができません。また、右クリックでポップアップメニューをだそうとトラックパッドの右隅をクリック(Windowsユーザー目線では右クリック)してもだめでした。
しばらくして、ああコマンドキー(⌘)をつかうんじゃなかったかなと⌘-C ⌘-V でコピーペーストができるようになりました。
トラックパッドで右クリックができない
1) Ctrlキーを押しながら左クリック、または 2)トラックパッドを2本指でタッチすると右クリックになりました。
システム環境設定のトラックパッドで、右クリックの操作を変更することはできますが、ここはデフォルトのまま使って慣れるようにします。
もともとマウスはボタン1つというMacintoshのユーザーインタフェースの流れが残っているような操作感です。
スクロールバーがでないことがある
Webブラウザで作業しているときに、カーソルを右端付近に持って行ってもスクロールバーがでないことがわりと頻繁にあります。macOSでは、スクロールバーは必要に応じて表示されるようになっていますが、「必要に応じ」に反応してもらえないような状況です。 回避策としてはカーソルキーの上下キーでスクロールさせることはできますが、ブラウザ閲覧中はトラックパッドに指を置いているのでキーボードを使うのが煩雑となります。 そこで、設定でスクロールバーを常時表示としました。[システム環境設定] > [一般] で、スクロールバーの表示を[常に表示]に変更します。
- 別な回避策)トラックパッド上を2本指で上下にスライドすることでスクロールできます
Microsoft Office文書やPDF閲覧時のページ送りができない
Windowsでは、PgUp、PgDn キーで、Office文書やPDF文書をページ単位で前後に閲覧することができました。 Macでは、そのようなキーが見当たりませんが、次の方法があるようです。
Windowsでの操作キー | MacBookでの操作キー |
---|---|
PgUp | fn + ↑ |
PgDn | fn + ↓ |
Home | fn + ← |
End | fn + → |
トラックパッド上でのジェスチャでもページ送り機能があるようです。
* トラックパッド上を2本指で左右にスライドするとページ送りができるようです
表示の拡大縮小はどうやれば?
Office文書やブラウザの表示を拡大・縮小する方法が分かりませんでした。
トラックパッド上でのジェスチャでできるようです。
- 2本指でピンチ操作
- 2本指でダブルタップ ⇒ Officeツールでは反応なし、Webブラウザではスマートズーム(コンテンツに応じ拡大⇔縮小)
画面キャプチャはどうすれば?
スクリーンショットというアプリケーション(ツール)を使います。スクリーンショットの実行は次のどちらかで可能です。
- Launchpad > その他 > スクリーンショット
- ⌘ + Shift + 5 キー
スクリーンショットはデフォルトではデスクトップに自動でファイル名を付けて保存するので、クリップボードにコピーしたい場合は、スクリーンショットのオプションで設定を変更します。
Doc(画面下側のアプリケーション起動ショートカットツール)の設定を変えたい
デフォルトでは、業務では使わないツールが画面下側のDocに並んでいます。不要なアイコンをDocから削除するには、次の方法があります。
- Docからアイコンを削除するには、アイコンをDocから上へ一定距離ドラッグしてドロップ
- アイコンを右クリックしオプション > 削除
必要なツールをDocに登録したいときは次の方法があります。
- Launchpadを開き、アプリケーションのアイコンをDocにドラッグ&ドロップ
Docのアイコンの大きさを変えたい
システム環境設定のDocとメニューバーから、Dockサイズの変更が可能です。
UNIXシェル環境
Launchpadから、その他 > ターミナル でUNIXシェル環境のターミナルが開きます。 デフォルトでは、zshとなっています。
トラックパッドのいろいろな操作
MacBookのトラックパッドでは、いろいろなジェスチャー機能があるようです。
周辺機器を使うには
MacBook Pro 13インチ(2020年)本体にあるコネクタ類は、USB Type-C インタフェースが2つとサウンド端子(3.5mmΦ)が1つあるだけです。電源は USB Type-Cに接続します。外付けディスプレイへの出力はUSB Type-Cに繋ぎます。するとそれでUSBコネクタが埋まってしまうので、マウス、USBメモリ、有線LAN、USBヘッドセットなどを使うにはUSBハブを追加する必要があります。
MacBook用のUSBハブとして、HDMI、USB Type-A、有線LAN(RJ-45)、SD/microSD、給電USB Type-Cを具えたものが製品化されています。例のひとつを次に示します。