Windows 10でユーザーディレクトリを別ドライブに移動するのは難しい
Windows 7からWindoows 10へのアップグレード後、別途SSDを購入し、ここへWindows 10を入れ、もともと使っていたHDDをデータ用に使うことで高速化を図りました。
Windowsは、システムドライブにユーザー領域(C:\Users\<ユーザー名>)を設けるのが規定のため、これを別のドライブに設けるのは手間ですが、Windows 10ではさらに困難になったようです。
ユーザー領域のうち、ユーザーが意図しないで容量を喰っていくのがC:\Users\<ユーザー名>\AppData です。
これをHDDに移動したかったので、AppData下のLocal、LocalLow、Roamingの3つのフォルダについてそれぞれ、右クリック > プロパティ > 場所タブを選び、[移動]ボタンで移動先のフォルダを指定したところ、使用中のため移動できないファイルがいくつかありました。そのまま再起動したところ、スタートメニューが表示されない、タスクバーのアイコンが消える、といったトラブルが生じてしまいました。
Administratorアカウントを有効化してサインインし、移動したユーザーのAppData以下をコピーしてみましたが、トラブル解消には至りませでした。
そんな折、次の記事を見つけました。
「How to Move Users Profile Folder to another Location in Windows 10」
http://www.tenforums.com/tutorials/1964-users-folder-move-location-windows-10-a.html
ユーザーディレクトリ下の個別のフォルダを1つ1つ場所移動で別のドライブに移すのではなく、Windowsの規定の設定を変更してC:\Users自体を別のドライブに設定するという方法が紹介されています。動画解説付きです。
一つは、OSインストール時に設定する方法、もう一つはインストールしてしまった後に変更する方法です。なお、後者でもWindows 10のインストールメディアが必要です。が、アップグレード用に作成したインストールメディア(Windows 10のメディア作成ツールでISOファイルを生成したもの)では、sources\install.wim がありません。(install.esdがあります)
そこで、別途install.wimが含まれるWindows 10 ISOイメージを入手して試すことになりそうです。