この7月7日(日本時間は7月8日)にCentOS 7.0がリリースされました。RedHat Enterprise Linux 7のリリースから1ヶ月とかなり速いリリースになりました。
CentOS(RHEL)の6から7へのバージョンアップでは、いろいろと大きな変更が入っています。32bit版はない、grub.confがない、runlevelがない、serviceがない、ifconfigがない、routeがない、iptablesがない、・・・とがらっと仕組みが変わっているようです。
さて、まずはCentOSのインストールイメージをダウンロードします。だんだん巨大になってくるインストールイメージですが、今回は6.6GBとなっています(Everythingの場合)。これだけ大きいと、ダウンロードするミラーサイトの選択が重要です。
CentOSミラーサイト一覧
http://www.centos.org/download/mirrors/
日本だと、IIJ、JAIST、KDDI Lab、Rikenなどが有名かと思います。
一般的にはネットワーク的に近いところからダウンロードするということで、tracerouteコマンド(Windowsならtracertコマンド)でミラーサイトURLを指定してホップ数を比較して少ないところを選びます。
そんなとき、IIJの方のブログでIIJの公開ftpサーバーについて書かれた記事がありました。
てくろぐ: 2014年のftp.iij.ad.jp
ここを見ると、JAISTとIIJではサーバーの設計ポリシーが違うことや、Linuxディストリビューションの新しいバージョンがリリースされたときはトラフィックが集まるので手動でフロンとサーバーにコピーして対処していたといった涙ぐましいことも書かれていました。
このあたりを楽しみながら、DVDのイメージをダウンロードします。
ダウンロードしたイメージから、今回はCentOS 6のKVMホスト上にKVMゲストとしてインストールしました。
そのときの経緯(といっても現時点ではインストール、カーネルブートパラメータへのシリアル接続設定追加まで)を以下に記述しました。
CentOS 7 KVMゲストとしてインストール - ソフトウェアエンジニアリング - Torutk
ここから先が大変なのですが、それはおいおい上記ページに追記していくと思います。