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書籍「UMLによるオブジェクト指向モデリングセルフレビューノート」

UMLによるオブジェクト指向モデリングセルフレビューノート

UMLによるオブジェクト指向モデリングセルフレビューノート

雑誌Software People誌によく記事を書かれている荒井玲子さんの書。
現実的なUMLの使い方に関する示唆に富んでいます。

  • UMLのモデルだけではソフトウェアは開発できません」
  • むしろUMLのモデルでないほうがよいもの
    • 画面仕様書、画面設計書
    • インタフェース仕様書
    • データベース設計書
    • ファイル設計書
    • データ遷移表(CRUD表)

うーん、これだけの仕様・設計書を作っていけば、たいていのビジネスシステムはUMLを書かなくてもよさげですね。第1章でこれだけのことを言ってから、UMLの検証(よいモデルか否かを判断するポイント)に移っていきます。凄過ぎ。