TLE形式のデータを読み込むライブラリがないかと探していたところ、TLEから衛星の位置と軌道を表示するプログラム[JSatTrak」が公開されているのを見つけました。
http://www.gano.name/shawn/JSatTrak/
TLE形式の軌道情報を読み込み、衛星の位置と軌道を2次元表示/3次元表示するソフトウェアです。Javaで書かれたプログラムで、3次元表示にはJOGLを使っています。GUIはSwingです。
上記Webページから、Ver. 4.1.11のアーカイブファイル(JSatTrak_v4_1_11_bin.zip)をダウンロードし、展開後、中にあるJARファイルを実行します(Windows OSの場合)。
Java SE 7と8に対応しているとあります。Java SE 9で実行したところエラーが発生しました。
次は実行後、いくつか表示を追加したときの画面です。
衛星の軌道情報(TLE)は、インターネット上のcelestrack.comからダウンロードする機能があります。
exeが実行できない
JSatTrakのアーカイブにはexeファイルも含まれています。Windowsでは、このexeを実行すればいいとありますが、JDK 8とJDK 9をインストールしたWindows PCではexeを実行するとエラーがでました。エラーダイアログを次に示します。
Launch4jを使ってexeファイルを作ったもので、Java(JRE)をレジストリを探して見つけて実行しているようです。
Java SE 9は、レジストリのキー(パス)の名称が変更になっているので、それが原因かもしれません。Java SE 9のレジストリについては過去に次に書きました。
JDK 9 Windows版のレジストリが変更になっている - torutkの日記