エンジニアリングの定義
- Accreditation Board for Engineering and Technology, 1996
「研究、経験、および実践によって得られた数学的、あるいは自然科学的知識を的確に応用して、自然の材料や力を人類のために経済的に利用する方法を構築する職業。」
元の定義は"Accreditation Board for Engineering and Technology, 1996"で、日本語文章は、書籍「ソフトウェアエンジニアリング-実践的オブジェクト指向技術体系」から引用しました。
「知識を的確に応用して」という点、「人類のために」という目的、「経済的に利用する方法を構築する」というところはソフトウェアにも通じます。
ソフトウェア・エンジニアは、ソフトウェア・エンジニアリングを職業とする人のことです。
ソフトウェア・エンジニアは、
- 研究、経験、実践によって知識を得る
- 知識を的確に応用することができる
- 経済的に利用する方法を構築することができる
人を指すことになります。
研究は、別に専門研究機関で研究者として活動することを指しているわけではなく、研究の結果をリサーチして利用することでもよいはずです。学会論文でなくてもソフトウェア開発に関する四方山な記事でもよいのです。
ソフトウェアの開発、運用、保守、破棄の系統的な方法
阪南大学のサイトで公開されていた「ソフトウェア工学入門」からの引用となりますが、現在リンク切れとなっています。以下も同じ。
- 岩波情報科学辞典
ソフトウェアの作成と利用に関連した概念を科学的に抽出し、正しいソフトウェアを計画的に作成・利用するための理論と実践的技術
- Friedrich Bauer
現実の機械の上で効率的に動く、信頼性の高いソフトウェアを、経済的に手に入れるための、完全な工学の原則の確立と適用