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これからソフトウェア開発プロジェクトが始まる際に買った本

アジャイル開発でなくても、開発上の様々な課題の解決あるいはリスクを低減するために、開発工程を1パスで流すプロセスではなく、段階的/繰り返し(イテレーティブ)に進めることがある程度認知されてきていると感じます。

しかし、それは開発プロジェクトを進める難易度が上がったということにもなります。ただ、最近はアジャイル開発の取り組みが増えて、いろいろな事例や知見が以前に比べ増えています。日本語の書籍もたくさん出版されています。

そんな中から、この4月・5月で買ったソフトウェア開発を進めるためのアジャイル開発関連参考書籍です。

実践 反復型ソフトウェア開発

実践 反復型ソフトウェア開発実践 反復型ソフトウェア開発

この本は、繰り返し開発を進めるための具体的・実用的なやり方が詳しく書かれていました。教科書的ではなく、抽象的ではなく、ツールではなく、現場で進めるために役立つ具体的な内容が書かれていて好印象です。

チーム開発実践入門

チーム開発実践入門 ~共同作業を円滑に行うツール・メソッド (WEB+DB PRESS plus)チーム開発実践入門 ~共同作業を円滑に行うツール・メソッド (WEB+DB PRESS plus)

開発の現場で実際に起きている問題がストーリーで説明され、それに対するアプローチをツールを活用して進めていくという形でノウハウが紹介されています。特にデータベースの進化に対するアプローチは他ではあまり見なかったので参考になりました。

ただ、多彩なツールを具体的に使う様を記述しているので、ツールが合わない(別なツールを使っている、特にツールを使っていない)作業だと本の内容に違和感を感じるところもあります。

継続的インテグレーションの分かりやすい入門になる本かと思います。

SCRUM BOOTCAMP THE BOOK

SCRUM BOOT CAMP THE BOOKSCRUM BOOT CAMP THE BOOK

最近のアジャイル開発は、SCRUMの文脈で語られることが多いようなのと(Redmine関連情報をウォッチしているとBacklogsの話題がよく流れているからかも)、ソフトウェア技術から離れたところにいる管理職との会話を成立させるための共通ボキャブラリになればいいなと思って買ってみたものです。

とりあえずSCRUM開発の流れみたいなものがマンガちっくに把握できます。