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プロセスフローダイアグラム(PFD)

新しいプロジェクトに4月から投入され、右も左も分からない状態からあっという間に半月経過しました。設計メンバーでこれからどう作業を進めていくか、暗中模索をする中、ふっと昔作ったPFD(プロセスフローダイアグラム)を思い出し、メンバーでまずはブレインストーミング的に書き始めてみました。
PFDは、ソフトウェア開発プロセスコンサルタント(?)の清水吉男さんが紹介している、開発作業(プロセス)の連鎖を表記する方法です。


もう十数年前ですが、数人のチームで、初めてオブジェクト指向分析設計を用いてソフトウェア開発プロジェクトを進めることになった時に、設計作業の進め方を定義するために、データフローダイアグラム(DFD)をもじって絵にして、作業のイメージを共有しました。ただし、この作成はかなり頭を使って疲弊しました。図を描くには、その作業の具体的なイメージを思い浮かべながら、あれがいる、これがいると悩み考えなければならなかったからです。

その後のプロジェクトでは、PFDを作ることはないまま今に至っています。既に開発スタイルが決まっていたり、途中参加で作業プロセスを定義する立場になかったり、少人数で図に示さなくても進められたり、とやらない言い訳が立ってしまうからでしょう。

今回は、PFDの一例を書いて見せて、成果物(ドキュメントとソース)を並べて、チームメンバーにそれぞれ思い思いに書いてもらい、それをマージしてとりあえずのPFDとすることで、作業を明確化して「見える化」につなげようと試してみました。