Java読書会BOFは、6月から新しい書籍「Java 11 and 12 - New Features」(洋書)を読み始めます。
Java SE 9が2017年9月にリリース後、この2019年5月末時点までに、Java SE 10(2018年3月)、Java SE 11(2018年9月)、Java SE 12(2019年3月)とリリースされ、Java SE 11については、長期間サポート版(LTS: Long Term Support)となっています。
ところが、この2年内のJavaのアップデートについてしっかり書かれた日本語書籍はほとんどなく、洋書で勉強するとなった次第です。
Java読書会BOFでは、過去洋書を扱ったときは事前に分担を決め日本語訳をして、それを当日配布して日本語訳を朗読するという方法を取ってきました。
これは、精読できるのですが事前の準備負担が大きいので対応し難くなっています。今回は、事前訳はせずにその場で粗い日本語で朗読を進めようかと思っています。
さて、今回の書籍の章題を列挙すると次になります。
- 型推論(Type Inference)
- アプリケーション・クラス・データ共有(Application Class-Data Sharing: AppCDC)
- ガーベージコレクター最適化(Garbage Collector Optimizations)
- JDK 10の細々な改善(Miscellaneous Improvements in JDK 10)
- ラムダ式の引数のローカル変数文法(Local Variable Syntax for Lambda Parameters)
- イプシロンGC(Epsilon GC)
- HTTPクライアントAPI(The HTTP Client API)
- ZGC
- フライトレコーダーとミッションコントロール(Flight Recorder and Mission Control)
- JDK 11の細々な改善(Miscellaneous Improvements in JDK 11)
- switch式(Switch Expressions)
- JDK 12の細々な改善(Miscellaneous Improvements in JDK 12)
- プロジェクトAmberにおける列挙型の改善(Enhanced Enums in Project Amber)
- データクラスとその使用(Data Classes and Their Usage)
- 生文字列リテラル(Raw String Literals)
- ラムダの食べ残し(Lambda Leftovers)
- パターンマッチング(Pattern Matching)
JDKの新しい機能としてちらっと見聞きしたことのある、でも良くわからない機能が並んでいます。
今回の読書会を通じて、これらの新機能について一定の理解をしておくことができるのはなかなかに期待度が高いです。
今月のJava読書会は、6月15日(土)に川崎駅近くで開催します。