バージョン管理ツール Mercurial は、コマンドラインツールとして提供されており、差分の表示もコマンド環境です。特にWindows上ではコマンド環境は貧弱なので、できれば差分表示はGUIの差分ツールを使用したいところです。
設定方法
Mercurialの設定ファイル(WindowsならMercurial.ini)に以下を記述します。
[extensions] extdiff = [extdiff] cmd.xxx = 外部diffツールのパス opts.xxx = 外部diffツールのコマンドラインオプション
xxx の部分は使用者が任意の(hgサブコマンドとかぶらないもの)名前を使うことができます。この名前は、hg xxx とhgのサブコマンドのように使います。
外部diffツールのパス、ツール起動時に指定するコマンドラインオプションを、[extdiff]項に記述します。
Windows上でWinMergeを外部diffに使う場合
[extensions] extdiff = [extdiff] cmd.wm = D:\Program Files (x86)\WinMerge\WinMergeU.exe opts.wm = /r /e /x /ub
hgのコマンド実行時に外部diffを指定する場合
> hg extdiff -p C:\tools\somediff -o "/x /y"
- pで外部diffコマンドのパス、-oでコマンドライン引数を指定します。