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SOA

最初SOAの概念図を見たときに、まるでCORBAのような絵だなと感じました。
IDLがWSDLに、IIOPがSOAP over HTTPに、NamingServiceがUDDIに、という印象です。
次に、ESBでメッセージバスの概念が入ってくると、CORBAから離れてきます。サービス同士を動的に協調させる点(ワークフロー)です。
ここまでだとバックエンドが中心ですが、ユーザー側にはWSRPでポータルを提供するようです。ここまでくると、なるほど〜って思います。
サービスの粒度については、CORBAとSOAではSOAの方が疎粒度のようです。しかし、あまり疎にすると、ニーズに合わなくなって使えね〜っとなってしまいそうですが、そこは基本的にはXML文書で要求と応答をやり取りするので、IDLのようにがちがちにデータ構造定義して入出力を定めるより柔軟性がありそうです。
でも、XMLボキャブラリの作成や標準化には苦労するんではないかと思います。プロトコルレベルでは標準化されても、XMLデータ自身はシステムA用、B用、・・・Z用と連接対象ごとに用意することになったり・・・。