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日本Javaユーザーグループ主催コミュニティカンファレンス2016春でjavapackagerネタで発表(#jjug_ccc)

昨日5月21日(土)は、日本Javaユーザーグループが主催するクロスコミュニティカンファレンス(通称JJUG CCC)の2016春が開催されました。
http://www.java-users.jp/?p=2599

参加人数(実績)は800名強(昨年は600名強)とのことです。

昨年春(id:torutk:20150412)に引き続き、今回も発表する機会を得まして、次の題目で発表してきました。
「I-5 JavaデスクトッププログラムをふつーのWindowsプログラムのように配布・実行する方法とPCの動きが重くならないよう気を付けること」

JJUG CCC 2016 Spring 発表までの流れ

今年の2月頃、JJUG CCC 2016 Springの発表募集の案内がありました。
JJUG CCC 2016 Spring Call for Papers募集のお知らせ | 日本Javaユーザーグループ

以前から、JJUG CCCのセッションは、というか日本でJava界隈のイベント・セッションはWeb・インターネット系のテーマが多いなと感じています。あまりそちらを指向していない身としては、Javaなのに(個人的に)興味の薄い方向についての話題ばかりだなぁと思っていました。仕事でも、Web/インターネット系の技術とはセグメントが違うので、例えばシステムのアーキテクチャの選択肢としてWebは検討する程度です*1

ならば、セッションとして聞いてみたいと思っているJava SEやGUIなどの分野で自分が発表してしまえと、昨年JavaFXで応募してみました。幸い昨年は発表の機会を得られましたので、今年も、と、JavaFX出自でJava SE Development Kit(JDK)に搭載されたjavapackagerについて応募してみました。(どうしようかなぁと逡巡したあげく、〆切日になって決意して、というところでしたが)

さて、3月末に仕事が一区切りつき、発表内容を具体的に検討し始めました。このころは、このテーマでは採択されないかもしれないと思ってましたが、4月上旬には骨格を検討していました。(検討のWikiページは次)
発表ネタ - JJUG CCC 2016 Spring向け - ソフトウェアエンジニアリング - Torutk

4月11日に応募が採択されたとの連絡をいただいて、以後発表に向けて準備を進めていきました。
ゴールデンウィークでまとまった時間がとれたので、このときにデモに向けたツールの調査や動作検証をしていました。本来は発表資料をこの時期に完成させ、あとは発表練習をと理想的計画を抱いていましたが、いろいろ膨らませすぎてしまい、JJUG CCC開催の週頭である5月16日に下書き段階という進捗でした。

結局、余裕を持って着手しても、〆切間際にあわただしくなるというのは変わらないようです。

JJUG CCC 2016 Spring開催当日〜出発前

子どもの都合でもあったのですが5時に起きて、通し稽古を実施しました。これも本来なら1週間前から実施している予定でしたが、会社の行き帰りに脳内リハーサル、家で朝版の時間でデモと資料修正とで前日までの時間が過ぎてしまい・・・。で、通してみると、セリフは噛み噛み、デモは操作をとちると惨憺たる状況でした。

そこで、蛇足的なスライドは補遺に回し、必要な要点のみに絞ってデモをじっくり行うように調整しました。

この日は午前中に野暮用(居住しているマンションの工事説明会)があり、それに参加してからデモのリハーサルだけ行い、発表資料をPowerPoint形式とPDF形式双方でネットとUSBメモリにコピーして(保険)、家を出発しました。

JJUG CCC 2016 会場到着〜発表

聴きたいセッションがあったのですが(Typesafe AnnotationとJenkins 2.0)間に合わず、JShellのセッションから参加、その後発表するセッション会場に移動しました。ちょうど発表は40分の休憩時間をはさんでからの実施だったので、PCをプロジェクタにつないで調整をする時間が取れました。

昨年は、PCのmicroHDMI端子からVGAへ変換器(kanoon)を通して出力すると左右が欠けるという問題がありました。今年は、表示が欠けるどころか高解像度で表示されていました。ただ文字が小さくボケ気味だったので、解像度を落として出しました。なかなかいい感じです。

会場は50人部屋で、まだ30分以上あるにもかかわらず半分近く席が埋まって「しーん」とした雰囲気、時間とともに緊張度が高まってきました(マジで左胸に痛みを感じました)。このまま30分も沈黙の空間にいると緊張度が最大に達し、しゃべりは噛みまくり、デモもとちると思いました。そこで、時間前だけど雑談してもいいですかとスタッフの方に話して、いいですねとなり、Java読書会BOFの活動について雑談話を始めました。スタッフの方から「質問」をしていただき、休憩時間のうち20分ほどJava読書会BOF活動紹介セッションとなりました。
このとき、Java読書会BOFの名刺も全席に配りました*2

さて、時間となったのでほぼそのまま発表に移りました。20分ほどしゃべっているのでもはや緊張はどこかへ飛んでいっており、割と乗った状態で入ることが出来ました。

発表の資料は次です。デモについては、画面を資料に貼っています。また、説明できなかった内容を補遺として載せています。
http://www.slideshare.net/torutk/jjug-ccc-2016-spring-i-5-java

Twitterハッシュタグ #ccc_i5 でセッションのツィートが見られます。

Q&Aをメモする余裕がなくしまったなぁと思っていましたが、セッションに参加いただいた方のブログにしっかりとQ&A内容が書かれていました。大変感謝です。
http://qiita.com/y_q1m/items/d350d59eda7003d31257

JJUG CCC 2016 発表後〜

次のセッション時間帯枠はお休みし発表の疲労を癒し、そのあとは #ccc_i71 と #ccc_i72 を聴いて懇親会に出ました。

*1:なので、Web技術での構築ありきでどのフレームワークを選択するか?という話題については、そもそもWebがアーキテクチャとして最適なの?という疑問をまず抱いていしまいます

*2:配布して余ったJava読書会名刺を、フロント前のテーブル(自由にお取りくださいのパンフレットが並んでいた)にこっそり置いてしまいました