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Java SE 8のラムダ式先取り確認

7月25日に開催される「JJUG Night Seminar 〜 Project Lambda ハンズオン」に備えて、ノートPCにProject Lambdaが使えるJDK 8の先行プレビュー版をインストールし、ラムダ式のプログラムを作成・実行できる環境を用意します。

まずは、Java.netで公開される開発者向けOpen JDK 8 Project Lambdaプレビュー版をダウンロードします。以下サイトにアクセスします。

本日現在では、b45が入手可能でした。

まず、License Agreementの内容に同意し"Accept License Agreement"のチェックを付けます。

すると、同ページの後ろにある、各OSごとのダウンロードリンクが有効になります。

ここで入手したいOS用のJDK8 Lambda プレビュー用JDKをクリックし、ダウンロードします。

例えば、Windows XP(32bit)であれば、Windowsのリンク箇所(zip)をクリックします。プレビュー版JDK 8(Windows 32bit用)のzip形式アーカイブがダウンロードされます。

インストーラではないので、適当な場所を決めて解凍します。今回は、C:\java ディレクトリを作り、その下に展開します。

C:\Users\torutk\Documents> cd \

C:\> mkdir java

C:\>

圧縮・解凍ツールで、C:\javaを指定して解凍すると、

に展開されます。

コマンドプロンプトを開き、環境変数PATHに今展開したjdk1.8.0\binを追加します。(以下は64bit版の実行結果です。)

C:\> PATH=C:\java\jdk1.8.0\bin;%PATH%
C:\> java -version
openjdk version "1.8.0-ea"
OpenJDK Runtime Environment (build 1.8.0-ea-lambda-nightly-h193-20120624-b45-b00
)
OpenJDK 64-Bit Server VM (build 24.0-b07, mixed mode)

C:\>

環境変数設定の注意点として、jdk1.8.0より前にC:\Windows\system32 や、他のバージョンのJDK/JREのbinがあると、Lambdaプレビュー版ではないjavaやjavacが動いてしまいます。コントロールパネルのシステムから環境変数を設定する場合、ユーザー環境変数のPATHにJDK1.8.0を指定しても、システム環境変数PATHにあるC:\Windows\system32が前に来てしまいます。

ソースコードの編集については、EclipseNetBeansはまだJava SE 8の真文法には対応していません。
そこで、テキストエディタで作成します。

参考:emacsJava編集環境を整える