CentOS 5/Red Hat Enterprise Linux 5 の標準搭載Subversionはバージョン1.4とちょっと古いのですが、Subversionはソースからビルドするのは依存するライブラリがいろいろあってちょっと大変です。そこで、CentOS 5/Red Hat Enterprise Linux 5用のバイナリパッケージを入手してインストールしたくなります。
ちょっと前までは、CollabNet Subversion Client/Serverが無償で入手可能でした。この利用方法は以前Webページに記載しました。
今年の夏に、CollabNet Subversion Client/Serverは、新たにCollabNet Subversion Edgeと呼ぶ製品に大きく様変わりしていました。現在はCollabNet Subversion Edge 1.2.1が提供されています。
OS標準のApacheとは別にSubversion自体にApacheやViewVCを内蔵している点は一緒ですが、GUI(ブラウザ)でサーバ設定ができるようになっています。実行にはJava SE 6(JREかJDK)が必要です。CentOS 5.5であれば、openjava 1.6.0が入っているのでこれで実行可能でした。
なお、残念なことに、RPMパッケージではなく、tarを展開する形になっています。
インストール方法はないかと探したところ、以下にオンラインドキュメントがありました。
インストールメモ
オンラインドキュメントを参照しながら実施しました。
- 新たにcsvnユーザー/グループを作成(groupadd/useraddコマンド)
- csvnユーザーのホームディレクトリは/opt/csvnとする
- 環境変数JAVA_HOMEを/usr/lib/jvm/java-1.6.0-openjdk-1.6.0.0/jreにセット
- ダウンロードしたCollabNetSubversionEdge-1.2.1_linux-x86.tar.gzを/optで展開
- /opt/csvnディレクトリで、bin/csvn start を実行
後はブラウザから管理用コンソール(Web)にアクセスして設定します。
管理用コンソールから、ユーザの管理、リポジトリの管理などが一通り可能となっており、かなり設定は楽になっているようです。
サーバー起動時に自動でSubversion Apacheを起動するには
FAQに記載がありました。
- sudo -E bin/csvn install
で、serviceとしてcsvnが登録されます。
が、起動後、リポジトリにアクセスできず