外来語のカタカナ表記での末尾長音をどうするか
昨日のJava読書会で雑談話題になった、外来語のカタカナ表記で、「コンピュータ」か「コンピューター」か、末尾の長音を付ける・付けないの件を少し調べてみました。
一番ゆらいでいるカタカナは「インタフェース」
- インターフェース
- インタフェイス
- インターフェイス
誰がどう決めている?
JIS規定
JISの文書を書くに当たっての規定(JIS Z 8301:1996)の中の「解説」項に、語尾の長音符号を省く場合の原則が記載されているそうです。
- 3音以上の場合は語尾の長音符号をつけない、2音以下の場合はつける
- 複合語は単語について上に従う
とありますが、慣用で付けてもよいとは認めるようです。
内閣告示
国語審議会なるものの報告を基に出された平成三年内閣告示第二号で
話題のマイクロソフトの表現変更の根拠がこちらです。
- 内閣告示第二号(平成三年)
http://www.bunka.go.jp/kokugo/main.asp?fl=list&id=1000003933&clc=1000000068
上記の留意事項その2(細則的な事項)の「III 撥(はつ)音、促音、長音その他に関するもの」に記載がありますが、よく見ると
ただし、慣用に応じて「−」を省くことができる。
と注意書きがあり、ようするにどちらでもよいと・・・。
その他興味深い議論
結局は?
外国語をカタカナ表現すれば、原語の発音とは変わらざるを得ないので、原語の発音に近い・近くないの議論はあまり意味をなさず、コーディング規約の括弧の位置と同じく不毛な議論じゃないかなぁ。
どちらの根拠も「慣例」を変えるところまでの強制はしていないし、慣例は、どうとでもいえるからなぁ。
「1つの文書では統一しようね。」というのがいいのではないでしょうか。