ちっちゃなプログラムをいくつも作る場合に、ロギングのためだけにlog4jを別途入れるというのも手間だし、ましてcommonsなんてかぶせてさらにJARを増やすのはやりたくない。ということで、普段はJava標準のロギングAPIを使っています。ですから、あまりlog4jの状況は追いかけていませんが、なにやらlog4j開発の中核人物があらたなロギングフレームワークlogbackを開発しているとのことです。
http://logging.apache.org/log4j/docs/
Logback Home
雰囲気としては、CVS→Subversionのような別プロジェクトながら改善・改良を目指したもののようです。性能改善・フットプリント削減、モジュール化、
また、従来のJakarta Commonsのロギングに代わってSimple Logging Facade For Java(SLF4J)という複数のロギングAPIのラッパー(共通インタフェース)も開発しているようです。
今後は、log4jとjakarta commons loggingは保守モードとなって(ユーザベースがあるので保守は必須)、新しい機能などはlogbackで取り入れられ、ロギングAPIのラッパーとして共通インタフェースにSLF4Jを使っていくのが流れなのかもしれません。