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Java SE 6(Mustang) b43

JavaOneと夏休みでしばらくスナップショットのリリースが停止していたMustangのb43が公開sれています。これからまた週毎に公開されることでしょう。
b42のリリースから期間が開いたせいか、修正されたバグの数もかなり多いです。Mustangについては、Java2D、AWTの修正が目に付きますが、これはパフォーマンスチューニングでかなり手が入っていることの表われでしょう。Mustangでは、Tiger以上にハードウェア・アクセラレーションの積極利用が進んでいます。

ハードウェア・アクセラレーションの指定

ハードウェア・アクセラレーションを有効にするには、OpenGLボードを積んだワークステーションの場合、

Windows OS上では

  • Dsun.java2d.d3d=true

を指定します。
このほか、Windows OS上では以下のDirect3D制御用システム・プロパティがあります。

  • Dsun.java2d.ddoffscreen=true
  • Dsun.java2d.noddraw=true
  • Dsun.java2d.ddscale=true
  • Dsun.java2d.translaccel=true

Mustangではどれが有効なのか?、混在したときの影響は?、デフォルトはtrue,falseどっち?など詳しく調べないと不明な点もありますが・・・。

ネットワークアドレスの設定情報へのアクセス

java.net.InterfaceAddressクラスが新設されました。
サブネットマスク、ブロードキャストアドレスを取得できるようになっています。

また、java.net.NetworkInterfaceクラスにメソッドが追加され、MACアドレスやMTUサイズ、などの諸情報を取得できるようになっています。

public List getInterfaceAddresses();
public Enumeration getSubInterfaces();
public NetworkInterface getParent();
public boolean isUp();
public boolean isLoopback();
public boolean isPointToPoint();
public boolean supportsMulticast();
public byte[] getHardwareAddress();
public int getMTU();
public boolean isVirtual();

注記) 例外は省略