NetBeans IDEでソースコードの文字サイズをその場で調整
NetBeans IDE上のソースコードをプロジェクタに投影して見せる場合、デフォルトでは文字サイズが小さいので識別が困難です。しかし、プロジェクタに投影しているときに、いったん設定画面を呼び出してフォントサイズを変更して、という操作を見せてしまうのはエレガントではありません。
キー操作あるいはマウスホイール操作で、その場でソースコード表示の文字サイズ増減できるとうれしいです。
NetBeans IDEでは、キーマップ設定で任意のキーに文字サイズの増減を割り当てることができます。
https://blogs.oracle.com/geertjan/entry/scroll_in_netbeans_editor_to
キーマップのアクション名 | 日本語版でのアクション名 | デフォルト |
---|---|---|
Zoom Text In | テキストを拡大 | ALT + MOUSE_WHEEL_UP |
Zoom Text Out | テキストを縮小 | ALT + MOUSE_WHEEL_DOWN |
デフォルトでは、ALT + マウスホイール上下 で文字サイズの増減が割り当たっています。ALTキーを押しながらマウスホイールを動かすか、マウスホイールボタンを押し下げたままホイールを動かすことで、ソースコード編集領域、出力領域の文字サイズが増減します。
EmacsおよびIdeaキーバインドに変更している場合、上述のキーマップアクションは未割当です。
Eclipseキーバインドに変更している場合、上述のキーマップアクションは、Ctrl + =およびCtrl + -となっています。
今週土曜日に開催されるJJUG CCCで発表する際に使用するノートPC は、発表中にはマウスを使わないので、ALT + UPとALT + DOWNに割り当てを行いました。
なお、NetBeans IDEのプロジェクトペイン、ファイルペインやメニューなどの表示は上述の操作では変更されないので、NetBeans IDEを起動するときのコマンドラインオプションに --fontsize 20 など大きな値を指定しておきます。