Java読書会「プログラミングAndroid」を読む会(第1回)
昨日、Java読書会BOF主催の「プログラミングAndroid」を読む会(第1回)を開催しました。
オライリー本の場合の通例にしたがって、本の末尾にある著者紹介、表紙の動物紹介をまず読み、それからはじめにから読み進めました。
初回は開発環境の構築(第1章)とJavaの紹介(第2章)です。
Androidの開発環境は、なめてかかっていたら構築に四苦八苦し、当日もプログラムが動くところまで至りませんでした。Androidなので多数Web上にも環境構築の手順を紹介しているページがありましたが、EclipseもADTもAndroidSDKもそれぞれアクが強く、一筋縄ではいきませんでした。
とりあえず前の晩に、単独でAVD(エミュレータ)が起動完了するところまできましたが、読書会に持っていくノートPCでは10分以上放置してやっとエミュレータにホーム画面が表示される状況でした。これは実用には厳しそう・・・。
読書会において雑談でこの話題をしたところ、いくつか情報が得られました。
- Android 3.0以降のAVDは非常に重いので、2.3を使用するのがよい
- IntelがAndroid陣営に参加し、x86上で高速化するエミュレータを提供しているので、それを使うとよい
- 一度立ち上げたら、立ち上げっぱなしで使う
- 古いPCではグラフィックスがさぽーとされてないかも(OpenGLのバージョン)
- メモリは大きめに取ったほうがいい
帰宅後、落ち着いて調べてみると、Android SDKのSDK Managerを起動し、
Android 4.0.3(API 15)の下を展開すると
- SDK Platform
- Samples for SDK
- ARM EABI v7a System Image
- Intel x86 Atom System Image
- Google APIs
- HTC OpenSense SDK
- ICS_R1
- Sources for Android SDK
というものが並んでおり、「Intel x86 Atom System Image」がx86のエミュレータのようです。この「Intel x86 Atom System Image」は、Android 4.1(API 16)の下にはなく、他にはAndroid 2.3.3(API 10)の下にありました。この2つのバージョンであれば、Intelプロセッサ用のエミュレータとして動くので動作が速くなると思われます。
また、合わせて、Extrasの下にある「Intel Hardware Accelerated Execution Manager」をインストールする必要があるようです。
これをインストールした後にエミュレータの起動時間を計ると、ホーム画面が2分30秒で
出るようになりました。Intel x86 Atom System ImageとARM EABIとどちらも同じ時間だったのがちょっと謎ですが、、、(ARMは遅いと思ってたので)
- ノートPCのスペック
- CPU: Pentium M 750(1.86GHz)、メモリ:DDR2-800 2GB、GPU:nVIDIA GeForce GO 6200
OpenGLのバージョン確認方法を探したところ、OpenGL Extensions Viewerというツールがありました。
これによると、OpenGL 1.5です。なお、NVIDIAが公開しているドライバにGeForce GO 6200はないので、OpenGL 2以降へのアップデートは難しそうな機種です。
さて、8月の読書会の予定は、8月25日(土)です。