torutkのブログ

ソフトウェア・エンジニアのブログ

FEST-SwingでSwingクラスの自動ユニットテスト(インストール編)

Swingクラスのユニットテストを自動化するFEST-Swingは、IBMdeveloperWorksの記事をはじめ、ユニットテスト関連の記事でしばしば目にしていました。JUnitまたはTestNGと組み合わせて使うこともできるので、普段のユニットテスト環境に追加するのも問題なさそうです。
ライセンスは、Apache 2.0です。

入手

ダウンロード場所を探してさまよってしまいました。
まず、FEST-Swingのホームページ(代表URL)は以下です。

が、直接ダウンロードを示すリンクがありません。文章中に

For more details, please visit the Swing Module Wiki or the JavaFX Module Wiki.

とあり、"Swing Module Wiki"の部分がリンクになっています。このリンク先URLは以下です。

このページの文章中に、

It can be downloaded here. For Maven 2 users, details about the project's repository can be found at here.

とあり、最初の"here"の部分がリンクになっています。このリンク先URLは以下です。

ここで、やっとFEST-Swingのダウンロードができる場所にたどり着きました。本日時点でのダウンロードファイル名は以下です。

  • fest-swing-1.2.zip

インストール

上述のダウンロードファイルを解凍します。

fest-swing-1.2
   +--- fest-swing-1.2.jar
   +--- fest-swing-1.2-sources.jar
   +--- extensions
   |        +--- junit
   |        |       +--- (略)
   |        +--- testng
   |                +--- (略)
   +--- lib
         +--- fest-assert-1.2.jar
         +--- fest-util-1.1.2.jar
         +--- fest-reflect-1.2.jar
         +--- jcip-annotations-1.0.jar
         +--- fest-assert-1.2-sources.jar
         +--- fest-util-1.1.2-sources.jar
         +--- fest-reflect-1.2-sources.jar
         +--- jcip-annotations-1.0-sources.jar

コンパイル時は、fest-swing-1.2.jarをクラスパスに追加します。
テスト実行時は、libの下にあるjarファイル(*sources.jarを除く)をクラスパスに入れる必要があります。

NetBeansの場合の設定

NetBeans 6.x(7.x)では、[ツール]メニューから[ライブラリ]を選択し、[新規ライブラリ]でライブラリ名に"FEST-Swing"などと指定し、クラスパスに、上述の各JARファイルを加えます。
FEST-Swingでテストするプロジェクトは、プロジェクトのプロパティから、ライブラリの設定で、[テストをコンパイル]タブを選択し、上述で設定したFEST-Swingを追加します。