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Linux版Eclipse CDTと日本語化

日本語化パック、日本語化プラグイン

Eclipse 3.3(Europa)は日本語化の言語パックがリリースされず、Pleiadesプラグインによる日本語化の手段を取っていました。PleiadesAOPによるオン・ザ・フライ翻訳を行っているらしく、起動に時間がかかるほか動作が重くなると言われています。
(マシンパワーがあるためか、僕は重いとは感じませんでしたが)

昨今、Eclipse BabelプロジェクトEclipseの各国語対応プラグインが開発・リリースされています。日本語も有志の方々の貢献でリリースされるようになりました。Eclipse Japan WGで日本語言語パックリリースのアナウンスが出ています。

インターネットから隔離された環境での使用

さて、職場のソフトウェア開発作業場所はインターネットにつながっていないため、Eclipseのアップデートやpluginのネットインストールは非常に大変です。
Babelプロジェクトによる言語パックもアーカイブファイルのダウンロードは見当たらず、更新サイトからのインストールのみとなっています。そこで、更新サイトの内容をミラーしたローカルなネットワーク上のサイトを用意し、開発マシンはここを更新サイトとして登録するという方法を模索しました。

まず自宅で実験です。babelプロジェクトはEclipseプロジェクトの一つなので、Eclipseをミラーしているサイトにはbabelも含まれていました。そこで、このミラーサイトからrsyncディレクトリを自宅のサーバにダウンロードしました。

$ rsync -avrt --delete rsync://ftp.jaist.ac.jp/pub/eclipse/technology/babel/update-site/europa /var/www/html/eclipse/technology/babel/update-site/

次に、別PCでEclipseを起動し、[Help]メニュー→[Software Updates]→[Find and Install...]を選択し、表示されるダイアログで[Search for new features to install]ラジオボタンを選択し[Next]を押します。[New Remote Site...]ボタンを押し、New Update Siteダイアログ上でName:にBabel intra site、URL:にローカルサーバのURLを記入し[OK]ボタンを押します。

Name: Babel intra site
URL: http://myserver.intra/eclipse/technology/babel/update-site/europa

次に、ミラー一覧が出ますが、上で作成したBabel intra siteを選択し[OK]を押します。検索が開始され、しばらくするとダイアログが表示されます。Language Packsをクリックして表われる一覧から、Eclipse Language Pack for Japanese ...... にチェックを付けて[Next]を押し、ライセンスに同意してインストールします。