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NetBeans 5.0でJava ME MIDPアプリ作成の設定

NetBeans 5.0は、さる1月末に製品版が出荷されていますが、日本語版は少し遅れて今月出荷の予定です(出荷と書いていますが、無償です)。
ですが、オープンソースなだけあって、日本語開発版NetBeans5.0が公開されていました。SunのKatakai氏のBlogからリンクをたどると入手できます。
http://blog.sun.com/katakai
3月13日の記事によれば、0312版がRC2の位置付けとなっているそうです。


NetBeans5.0(日本語開発版)をインストール後、製品版NetBeans5.0とともの公開されているJava ME MIDP開発用のNetBeans Mobility Pack 5.0をダウンロードしてインストールします。
これで新規プロジェクト作成で[Mobile]が選択可能になります。

Vodafone 702NK II用のエミュレータ設定

実行時に表示されるデフォルトのエミュレータ画面(DefaultColorPhone)は画面サイズが702NKに比べてはるかに大きいので、設定ファイルを調整します。で、下記書籍に記述されている702NK用の設定を行ってみました。
MIDP2.0 携帯Javaアプリ開発ハンドブック―M1000/702NK対応

まず、修正する設定ファイル(DefaultColorPhone.properties)の場所ですが、当初想定したNetBeans5.0+Mobility Packのインストール先を探すと、netbeans-5.0/mobility7.2/emulators/ディレクトリの中にwtk22_win.zipというファイルがあります。
このzipを覗くと、中にファイルが含まれているので、最初はこのzipを解凍して修正後再度zipに固めるのではないかと思いました。しかし、実際はこのNetBeansインストール先ではなく、なんとユーザーのディレクトリの下に展開されたプロパティファイルを編集するのが正しい方法でした。(一度Mobileプロジェクトを作成し実行しないと出来ないかもしれません)。


ディレクトリの調べ方は、NetBeansの[ツール]メニュー→[Javaプラットフォームマネージャ]を選択し、表示されたダイアログの左側ペインでJ2ME Wireless Toolkit 2.2を選択します。すると右側ペインにプラットフォームフォルダが表示されるのでそのディレクトリが該当します。

Windowsの場合、C:\Documents and Settings\<ユーザ名>\.netbeans\5.0\emulators\wtk22_win\emulator\wtk22\wtklib\devicesの下になります。