メーリングリストによると、今月末を目指して次期リリース作業が進んでいます。
それに向けて、最新ベータ版のリリースサイクルが短くなってきています。
2/20にACE-5.4.10,TAO-1.4.10がリリースされました。
次のリリースバージョンは、ACE 5.5、TAO 1.5です。
http://www.cs.wustl.edu/~schmidt/TAO.html
最近のメーリングリストを見ると、ACE/TAOのサポートは次のようになっています。
・オープンソースベースのサポートは「ベストエフォート」で、常に最新ベータ版を対象に行う
・リリースバージョン(最新ベータ版以外)での「確定的な」サポートが欲しい人は商用サポートを提供している会社から受けるとよい
ACE、TAOのホームページを見ると、リリース版(例えばACE-5.4)、BFO:Bug Fix Only(例えばACE-5.4.1)、および最新ベータ版(例えばACE-5.4.2以降)と3種類あります。
テストをして問題を潰しリリースレベルとなったものがリリース版となります。
次に、リリース後に発見されたバグの修正がBFO版となります。BFO版は、新規機能は入れられず、バグ修正のみのリリースです。
そして、次のリリース版にむけて新しい機能を追加しながら開発が続けられ、最新ベータ版が繰り返しリリースされていきます。オープンソースコミュニティベースでのバグ修正は、この最新ベータに取り込まれます。一方、商用サポートでは、たいていリリース版に対してバグ修正を独自にパッチとして作成し提供しているようです。